■練習グリーン(P1)改修工事
「秋の日はつるべ落とし・・・」の諺通り、日没が早くなり、我々の仕事も冬支度が始まっています。穏やかな日は「紅葉を楽しみながら最高のゴルフ!」ですが、一風吹くと、落ち葉の雨で一から清掃作業・・・年中行事と諦めつつも、これが年内続くと思うと少し ブルーになります。 ところで、ベントグリーンにはスズメノカタビラという厄介な雑草が進入することがあります。この草はそもそも洋芝系で、生態も大変似ていることから、増えると防除が困難です。 海外では「ポアナ」といった呼び名でグリーンの芝としても認知されているところがありますが、季節で穂をつける点や成長がベントと違うので転がりにバラツキが出るなど、日本では毛嫌いされています。 春、秋に種子による繁殖が主な進入経路で、プレーヤーのスパイク底に付いて持ち込まれることもあるそうです。そのためかどうかは定かではありませんが、どのゴルフ場もハウス周りの練習グリーンに増える傾向がみられます。 当倶楽部もこれまで様々な防除(手取りも含めて)を試みてきましたが、アウトコースの練習グリーンが他の面に比べて著しく多いので、今回、根本的な改修工事をすることになりました。 同時に、ここ数年「インターシード」によって進めてきたニューベント化の一環としても今後に役立つものと思っております。 使用開始の来春まで、ご来場の皆様にはご迷惑をおかけしますが、リニューアルする練習グリーンを楽しみにお待ち下さい。
本来であれば9月中旬が種まき適期ですが、少しでも既存のグリーンをプレーヤーに利用して頂くために10月5日を播種日に予定していました。ところが10月8日、埼玉県で死者3名の被害をもたらした台風18号が直撃です! 事前の予報からやむなく播種延期・・・ 結果としては130mmの豪雨がありましたので、延期は正解でした。 ベント芝の種は小さく流されやすいので、この時期の台風には特に気を使います。 そして仕切りなおして、ニューベントグラス(シャーク)の播種をしたのが10月10日になりました。今後冬に向けて気温がどんどん下がるので、成長が止まるまでにある程度の面に仕上げるにはギリギリのタイミングです。 このシャークは業界で第4世代と呼ばれる最新型の品種で、耐暑性、耐病性などほとんどの項目でこれまでのペンクロスよりも優れていることや、固体が小さく均一で繊細な面に仕上げることが可能で、より良いパッティングクォリティーが期待できます。
種蒔きの方法は「吹き付け」といって法面緑化でよく採用される方法で、糊とファイバーをタンクミックスした液体でまくので、初期の流亡に強い利点があります。 他にも播種には様々な手法がありますが、今回の諸条件を考え、今現在の結果を見ると正解だったと思っています。