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新米支配人のひとり言5

ゲリラ豪雨

夏は暑いものと覚悟はしていますが、これだけ安定して「猛暑日」が続くとさすがにゲンナリします。暑さに全くめげないウイルスも一向に衰えず、なかなか平穏な日常は戻ってきませんが、ゴルフ場は元気です!

  • コース風景

  • 真夏のラウンド

  • 夕闇の散水

ゴルフが大自然で行うスポーツである以上、気象との関係は密接です。ベースとなるコースメンテナンスは勿論、プレー上も雨、風、温度、湿度、様々な条件を考慮しなければなりません。温暖化が進むにつれて「雨の降り方」が変わってきた話は、コラムの中でも再三触れてきましたが、「ゲリラ豪雨」は本当に増えています。過去に流行語大賞に登場したこの言葉は、既に聞きなれていますが、比較的新しいものです。正式な気象用語では局地的大雨といわれ、予測困難な集中豪雨を指しています。

  • 進入路冠水

  • バンカー斜面崩れ

  • 倒木被害

7月には当倶楽部でも、これまでに経験したことのないゲリラ豪雨が数時間停滞し、市内には避難勧告が発令されました。しかし時間100ミリ以上の降雨が続くと、実際には身動きがとれないものです。いたるところで冠水し、私自身もゴルフ場から出られない状態になりました。結局3時間以上続いた大雨は、地域に400ミリ近い降雨をもたらし、場外には大きな崖崩れや浸水被害を与えました。
翌日はコース内の安全確保のため休場となりましたが、長期クローズとなるような災害が発生しなかったことは幸いでした。

  • ゴミの集積

  • 堤防工事

  • 新しい溜池

今回は東松山、鳩山周辺も全国ニュースとなりましたが、気が付くと日本各地場所を変えて同様のニュースが連日流れています。いつどこで起こっても不思議ではない豪雨に備え、行政も様々な対策を進めています。コースの近くを流れる都幾川では大規模な堤防工事が進行中で、以前冠水による大きな被害を受けたエリアには、人工的な溜池も造成されました。
気象と人間の知恵比べ・・・ 終わりはあるのでしょうか?

清澄ゴルフ倶楽部 支配人 野呂田 峰

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