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グリーンキーパーのひとり言10

台風

我々が恐れる自然災害の1つが台風です。今まさにシーズン到来! 台風が南海上に発生すると、現在の勢力、予想進路、コースに最接近する時間等々、1日に何回も天気予報とにらめっこです。風、雨量共に悪い予報は「当たるな!」と念じながら今後の作業段取りを考えます。

■ 排水マス、U字溝の点検清掃

大雨の場合、最も恐ろしいのが土砂災害です。「朝コースに行ってみたら、ティーグラウンドが1つ(崩れて)無かった。」なんて笑えない例を他のコースで見た事もあります。 水はすごい力で、本来予定された排水ルートを脱線すると、土砂もろとも下流へ押し流してしまいます。排水マスやU字溝を事前に点検し、落ち葉や砂がつまっていたら清掃します。こうして正規の水の流れを確保しておく事が、災害防止につながります。

  • U字溝と排水マス②

  • U字溝と排水マス②

■ バンカー整備
 
バンカーは通常の雨では砂が流されたり、水がたまったりしないように排水設備が地下にあります。しかし、時間何十ミリという雨になると、許容量オーバーで、周辺法面の水も流れ込んでくる為に、台風後は何ヶ所かで砂が流されたり水が溜まったりします。

  • 災害時のバンカー①

  • 災害時のバンカー②

台風一過はフェーン現象で35℃以上になることが多く、バンカー内法面での砂上げ作業はコースマンにとって、かなりキツイ仕事です。この作業を毎年少しでも減らそうと、冬場に外周の排水工事をしたり、内部の斜面に排水資材を張ったり様々な工夫もしています。
 
■ 倒木・折枝片付け
 
雨と共に恐いのが強風による災害です。コース内には数多くの樹木があります。台風時に風の通り道となる所や、すでに弱くなっている木は倒木の被害に遭うのです。
スタート前にコース点検をして、カート道路周辺など、とりあえず営業できるように後片付けをします。

  • 倒木被害①

  • 倒木被害②

  • 倒木片付け

台風列島、日本ですから、毎年何度か災害があるのは仕方がないとしても、この時期はその被害程度に一喜一憂します。現在台風11号、12号! さあ、この後いくつ上陸するのでしょうか?

清澄ゴルフ倶楽部 グリーンキーパー 野呂田 峰

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