コラムColumn

グリーンキーパーのひとり言19

揚水ポンプ

今年の日本列島は本当に雨がよく降りました。
ゴールデンウィーク明けから、1mm以上の雨を記録した日が30日以上、実に2日に1回は雨という異常気象です。
ここ数年、カラ梅雨と猛暑の年が続いていたために、散水設備の整備はコース管理の重要ポイントでした。ところが、今年ほどスプリンクラーの稼働率の低い年はないでしょう。
ただし、梅雨明けと同時に猛暑ということも考えれられるので、設備トラブルに対する備えはしておく必要があります。
 
■ 5号調整池揚水ポンプ増設
 
当倶楽部の散水用水は雨水を池に溜めて使用しています。本当は井戸水等、夏場水温が低くて水質の良いものを使用できれば芝管理がもう少し楽になるのですが、地形の関係から、コース内に水脈がありません。 そのため調整池と呼ばれる池に水を溜め、そこからポンプアップした水を送水ポンプ下の250tタンクに移してから各ホールへと送っているのです。
この5号調整池から水をあげるための揚水ポンプは、18KWというかなり大型の水中ポンプです。このクラスになると受注生産のために納期1ヶ月以上ということもあります。
夏場に故障した場合、長期間水が使用できないのは致命的ですが、これまで1台のポンプでまかなっていました。
今回はもう1台増設し、交互運転にすることで、どちらか1本故障しても慌てないための工事をしました。

  • 5号調整池

  • イカダ組み風景

  • 新ポンプ設置①

  • 新ポンプ設置②

  • 新しい制御盤

当倶楽部にはハウス前の景観池を中心として、大小10箇所もの池があります。そしてその中には、散水のための揚水ポンプ、循環のための水中ポンプなど、 その数も10個以上になります。人工池の水量、水質を管理するには多大なメンテナンス費用と労力がかかります。水(池)のコントロールの難しさを痛感している今日この頃です。

清澄ゴルフ倶楽部 グリーンキーパー 野呂田 峰

コラムトップへ戻る

アクセス Access

東松山I.Cよりお車でわずか10分