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グリーンキーパーのひとり言57

日本プロゴルフ選手権1次予選

新緑の季節を迎え、ゴルフシーズンがやってきました。今年の冬は昨年のような大雪もなく、穏やかな春が訪れています。
3月31日(火)~4月1日(水)の2日間、昨年に続いて日本プロゴルフ選手権の一次予選が当倶楽部で行われました。今年は本選が埼玉県内の太平洋クラブ江南コース開催ということもあって、昨年よりもさらに身近な感じがして、スタッフ一同楽しみにしていました。

  • 予選風景

  • 予選風景

  • 予選風景

このようなプロの競技の場合、天候を見ながら1ヶ月後の仕上がりをイメージしてコースをつくるのですが、3月は微妙な月で、なかなか想定通りにいきません。グリーンは上旬まで降雨が多めで、スピードは出るのですが、硬くなりませんでした。その後ピタリと雨がなくなり、中旬にはコンパクション(硬さ)も理想的な状態となり、あとは散水量を調整しながら仕上げ・・・と考えていました。ところがそれから強烈な寒波がやってきて、日中は北風の強風、夜間は冷えて氷点下となり凍結、という悪循環で散水もできません。
大会直前には、大げさではなくコンクリートのようなグリーンになってしまいました。前日の指定練習日には、「球が全く止まらない。スコアにならない。」という選手の悲痛な声が聞こえ、不本意ですが、直前に状態を変えることにしました。暖かさも戻り、風もおさまったので、少量の散水を数回繰り返すことで、フェアウェイからのボールは止められるようにコンパクションを調整しました。
誤算だったのは、気温が20℃を超え、水分を得たベントグラスが生気を取り戻し動き出したために、12フィート以上あったスピードが、少し落ちてしまったことです。

  • ローラー転圧

  • 練習日のグリーン

  • 止まらないグリーン

  • 連日のFW刈

  • 池ライン引き

  • エッジまで100Y

それでも大会初日は、ベストスコアが2アンダー、20人通過のカットラインが1オーバーというプロにとっては厳しい戦いとなりました。競技委員長から、もう少しスコアを出させてあげようという提案もあり、散水は継続、ピンポジションもかなり易しめの2日目がスタートしました。条件が易しくなると、同じコースでもバーディーを量産出来るところは、さすがにプロです。初日110人中7人しかいなかったアンダーパーが、29人に増え、ひとりも出なかった60台が65を筆頭に11名。ハイレベルでの激戦となりました。
結局、1オーバーでカウントバック、20名が通過という結果で、無事大会は終了となりました。また13番ホールでホールインワンも出て、清澄ゴルフ倶楽部から金一封というおめでたい事件(?)もありました。
コース管理にとっても、競技の経験は、緊張感の中で各々のスキルアップにもなり、今後のメンテナンスに役立てていきたいと思います。

  • 4番ティーの張替

  • 2番ラフの張替

  • カート道路補修

  • 10番のシダレザクラ

  • 4番のサクラ

  • 春の花壇

春になるとサクラと共に気分を新たにするのは、私が日本人だからでしょうか?
今年もなるべく新しいことに挑戦し、一歩でも前に進めるような年にしたいと願っています。

清澄ゴルフ倶楽部 グリーンキーパー 野呂田 峰

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