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グリーンキーパーのひとり言29

雪の作業

  • 雪化粧のコース①

  • 雪化粧のコース②

  • 雪化粧のコース③

当倶楽部のような通年営業のゴルフ場にとって「雪」は大変迷惑な客です。
積もって銀世界の日は勿論クローズですが、「いつから営業できるのか?」という判断が、様々な要因(積雪量、日照、気温、予約組数等)に 左右されるためにとても難しいのです。
ゴルフ場の雪片付けの基本は「融雪」です。雪国のコースではわかりませんが、関東では極力「除雪」してはいけません。集めてしまった雪の塊は、 翌朝の氷点下で氷に変身し、その後溶かすのは容易ではありません。
融雪にはいくつかの方法がありますが、何か資材を撒いて表面を黒くし、太陽の熱吸収を高めるのが一般的です。中でも、個体(炭や土壌改良剤などの粒や焼き砂)を 撒くか、墨汁のような液体を撒くかは、そのコースの持っている散布機械によって決まります。
作業はスピード勝負なので、効率よく色付け出来ることが重要です。当倶楽部の融雪材のメインは焼き砂ですが、これも大型の目砂散布機を保有している事と、解けた後のプレーヤーへの影響が最も少ない事が採用理由です。 焼き砂でもコースは相当汚れますが、お客様の靴や衣服を汚さないのは救いです。

  • 焼き砂散布風景①

  • 焼き砂散布風景②

  • 溶ける様子

この他にも、バケツに砂を入れて手作業で撒いたり、トラクターや人力で雪を踏んだりもします。これは、凹凸をつくって表面積を増すためと 地熱を雪に伝えるためです。
さて、これだけ人手をかけて、コースを汚して、どの程度オープンを早めることができるのでしょうか?
先ほども書いたように天気等の環境要因に左右されるので断言はできませんが、私の見解は「半日から一日早まる」というものです。しかし予約商売ですから、せっかくその日に来場予定だったお客様のためにも、 何とかオープンしたい! という気持ちで作業をするのです。

  • 管理道路の除雪

  • トラクターの雪踏み①

  • トラクターの雪踏み②

冬はゴルフ場にとって客数も少なく、厳しい季節です。
そんな中の自然現象によるクローズは、寒さが身にしみます・・・
今年は関東、雪が多いです!

清澄ゴルフ倶楽部 グリーンキーパー 野呂田 峰

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